味舌上村(読み)ましたかみむら

日本歴史地名大系 「味舌上村」の解説

味舌上村
ましたかみむら

[現在地名]摂津市千里丘せんりおか三―七丁目・千里丘東せんりおかひがし五丁目

味舌郷五ヵ村の一。千里丘陵の裾に位置し、集落西方を山田やまだ川が流れる。東は坪井つぼい村、西は正雀しようじやく川を境に吉志部きしべひがし(現吹田市)に接する。慶長一〇年(一六〇五)の摂津国絵図に「上村」とみえ、天和三年(一六八三)頃の摂津国御料私領村高帳によれば村高五〇九石余。領主の変遷は坪井村に同じ。天保一四年(一八四三)の村明細帳(関西大学図書館蔵)によると文禄三年(一五九四)に味舌郷諸村と同じく八島久兵衛により検地が行われたが、検地帳は貞享四年(一六八七)焼失、寛文七年(一六六七)にも大和戒重藩による検地があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android