味間新村(読み)あじましんむら

日本歴史地名大系 「味間新村」の解説

味間新村
あじましんむら

[現在地名]篠山市味間新

味間村の東部に位置し、摂津方面に通じる往還がある。一時味間新町と称しており(藤本家本元禄郷帳)、町場を形成していたという。正徳四年(一七一四)大沢組茶園畝高帳(杉本家文書)に味間新村とみえ、高二七九石余のうち茶高五三石余。「丹波志」に味間庄のうちとして「味間新田」とみえ、高二七九石余のうち高七一石余は味間村高、高二八〇石余は大沢おおざわ村高で、明暦二年(一六五六)庄内の屋敷畑茶園をも合せて一村とすると記される。明和六年(一七六九)の古高新高村分帳(杉本家文書)では味間新村として古高二一七石余・新高二七九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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