呼吸計(読み)こきゅうけい(その他表記)spirometer

翻訳|spirometer

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「呼吸計」の意味・わかりやすい解説

呼吸計
こきゅうけい
spirometer

呼吸の際の換気量や肺活量などを測定する機械的な装置で,基本構造は患者の口と接続する呼気用,吸気用の2本のゴム管が円筒内に連結され,この円筒が水中に浮んで円筒内部が外界から遮断されるようになっている。呼吸によって円筒内の空気が増減すると円筒が上下に動き,その動きがペンで記録される。この装置によって,呼吸機能や基礎代謝などが検査できる。そのほか,ダイナミックな呼吸の換気力学 (気道内の圧力,気流速度,換気量,気道抵抗など) を知るために,差圧計,圧力計熱線風速計などの電子装置を利用した,ME的な肺機能検査装置 (呼吸流量計など) も実用に供され,臨床検査,集団検診などに多用されている。

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