呼起す(読み)ヨビオコス

デジタル大辞泉 「呼起す」の意味・読み・例文・類語

よび‐おこ・す【呼(び)起(こ)す/喚び起(こ)す】

[動サ五(四)]
眠っている人に声をかけて目を覚まさせる。「寝入りばなを―・される」
うちにひそんでいたものを表に出させる。忘れていたことを思い出させる。「古い記憶を―・す」「感動を―・す」
[類語]よみがえる呼び覚ます

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精選版 日本国語大辞典 「呼起す」の意味・読み・例文・類語

よび‐おこ・す【呼起・喚起】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 眠っている人に声をかけて目覚めさせる。よびさます。
    1. [初出の実例]「子息の小冠者〈略〉片屋に有りけるを呼起(ヨヒヲコ)して」(出典源平盛衰記(14C前)三六)
  3. ある出来事が、他の人の感動をひき起こしたり、日頃忘れているような古い記憶をよみがえらせたりする。よびさます。
    1. [初出の実例]「気が気に通じ心が心を喚起(ヨビオコ)し決して齟齬し扞格する者で無い」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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