デジタル大辞泉 「呼覚ます」の意味・読み・例文・類語 よび‐さま・す【呼(び)覚ます】 [動サ五(四)]1 眠っている人に声をかけて目覚めさせる。「枕頭で―・す下女の声に」〈二葉亭・浮雲〉2 うちに隠されていた感覚や記憶などをよみがえらせる。「少年時代の記憶が―・される」[類語]よみがえる・呼び起こす 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「呼覚ます」の意味・読み・例文・類語 よび‐さま・す【呼覚】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙① 声をかけて眠っている人の目をさまさせる。よびおこす。[初出の実例]「月野をたどる道行の感〈芭蕉〉 あたらしき塚ゆさゆさとぞ呼凄(よびさま)し〈麋塒〉」(出典:俳諧・蓑虫庵小集(1824))② ある出来事が、他の人の感動をひきおこしたり、忘れていたことなどをよみがえらせたりする。よびおこす。[初出の実例]「新しく自分の記憶から呼(ヨ)び覚(サマ)した」(出典:行人(1912‐13)〈夏目漱石〉兄) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例