蘇る(読み)ヨミガエル

デジタル大辞泉 「蘇る」の意味・読み・例文・類語

よみ‐がえ・る〔‐がへる〕【×蘇る/×甦る】

[動ラ五(四)]黄泉よみから帰る意》
死んだもの、死にかけたものが生きかえる。蘇生する。「死者が―・る」
一度衰退したものが、再び盛んになる。「記憶が―・る」「伝統工芸現代に―・る」
[類語](1生き返る蘇生復活回復再生起死回生更生回天再興中興復興復旧復元還元復調復帰カムバックリバイバル再起返り咲く息を吹き返す/(2呼び起こす呼び覚ます返るなおる戻る復するやり直すやり返す持ち直す立ち返る立ち直る舞い戻る

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精選版 日本国語大辞典 「蘇る」の意味・読み・例文・類語

よみ‐がえ・る‥がへる【蘇・甦】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 黄泉(よみ)から帰る意 )
  2. 一旦死んだ人が生きかえる。蘇生する。
    1. [初出の実例]「遂に十二月の晦に、光を失ふを候(うかか)ひて殺しつ。日羅、更に蘇生(ヨミカヘリ)て曰はく」(出典日本書紀(720)敏達一二年一二月(前田本訓))
  3. 一旦衰えたものが力を得て再びさかんになる。衰退したものが、また盛行する。息を吹き返す。
    1. [初出の実例]「今の我は復活(ヨミガヘ)った我である」(出典:良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉後)

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