和久寺村
わくでらむら
[現在地名]福知山市字和久寺
姫髪山の南麓、半田丘陵との間の和久寺川の流域を占める。集落は標高三〇―七〇メートルの傾斜地にある。村域内から縄文時代の尖頭石器が出土した。集落の山の手に古墳が多く、とくに東端に近い所には規模は小さいが三十数基集中している。盗掘されて羨道部を欠いてはいるが、巨石を用いた横穴式石室が残るものもある。
谷の中央の棚田の中に寺院跡があり、白鳳時代の鐙瓦や宇瓦が出土した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 