梗概(読み)コウガイ

デジタル大辞泉 「梗概」の意味・読み・例文・類語

こう‐がい〔カウ‐〕【梗概】

物語などのあらすじあらまし。大略。「戯曲梗概を話す」
[類語]要旨大意要約摘要レジュメダイジェスト論旨概要概略大要あらまし大筋概括粗筋大略大概大綱概況大枠あらかた輪郭アウトライン縮図抄録提要

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精選版 日本国語大辞典 「梗概」の意味・読み・例文・類語

こう‐がいカウ‥【梗概】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「梗」も「概」も、おおむねの意 ) あらまし。あらすじ。大略。大要。
    1. [初出の実例]「尽涸拙蠡。陳摂心之梗概」(出典三教指帰(797頃)上)
    2. 「彼のために又其講演の梗概を繰り返した」(出典:硝子戸の中(1915)〈夏目漱石〉三四)
    3. [その他の文献]〔左思‐呉都賦〕

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普及版 字通 「梗概」の読み・字形・画数・意味

【梗概】こう(かう)がい

あらまし。〔貞観政要、論礼楽〕樂の容は、止(た)だ其の梗を陳ぶることを得るのみ。(も)し委曲之れを寫さば、則ち其のり易し。

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