日本歴史地名大系 「和子村」の解説 和子村わごむら 長野県:小県郡丸子町和子村[現在地名]丸子町大字東内(ひがしうち)内村(うちむら)渓谷の入口よりわずか西に入った村、東は辰ノ口村、西は荻窪(おぎくぼ)村、南は小屋坂(こやざか)峠・鳥屋(とや)峠を経て腰越(こしごえ)村・鳥屋村、北は平井寺(ひらいじ)峠を隔てて平井寺村(現上田市平井)と境をなす。村を東西に松本へ通ずる三才山越(みさやまごえ)の古道(現県道丸子―荻窪線、その先は国道二五四号)が通じており、東より横辻(よこつじ)・新屋(あらや)・和子の集落が点在する。南鳥屋村(現武石村)との境にある大年寺城は天文二二年(一五五三)八月武田晴信に攻略された高鳥屋(たかとや)城と伝えられ(高白斎記)、現武石(たけし)村側では、鳥屋城とよぶ。字宮地にある小玉川神社は、帰化人に関係をもつ社と伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報