和崎ハル(読み)ワザキ ハル

20世紀日本人名事典 「和崎ハル」の解説

和崎 ハル
ワザキ ハル

大正・昭和期の美容師,婦人運動家 衆院議員。



生年
明治18(1885)年10月1日

没年
昭和27(1952)年12月30日

出生地
秋田県

学歴〔年〕
秋田県立高女〔明治37年〕卒

経歴
幼少からキリスト教に接し、明治37年洗礼を受ける。22歳で騎兵将校と結婚したが、36歳で死別。5人の子を育てるために秋田県で最初美容院開業県下の婦人運動に関わっていく。のち市川房枝を知り婦選運動に傾倒、昭和5年婦選獲得同盟秋田支部を結成して活躍し、秋田県は1930年代初め“日本一の婦選県”といわれた。戦後初の総選挙で当選した婦人議員の一人である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「和崎ハル」の解説

和崎ハル わざき-ハル

1885-1952 大正-昭和時代の婦人運動家。
明治18年2月1日生まれ。秋田高女を卒業し,女子音楽学校にまなぶ。大正10年夫和崎豊之と死別し,12年秋田県で最初の美容院をひらく。婦選運動,廃娼運動にかかわり,昭和5年婦選獲得同盟秋田支部を設立。21年衆議院議員(民主党)。昭和27年12月30日死去。67歳。旧姓栗谷

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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