日本歴史地名大系 「和気遺跡」の解説 和気遺跡わけいせき 大阪府:和泉市和気村和気遺跡[現在地名]和泉市和気町・今福町・寺門町槙尾(まきお)川と松尾(まつお)川に挟まれた標高二三メートル前後の中位段丘上に位置する先土器から近世に至る複合遺跡。宅地造成に伴い昭和五〇年(一九七五)六―九月に試掘調査が行われた。これにより弥生から近世に至る遺物包含層、中世の建築遺構群が検出され、遺跡の存在が明らかとなった。その後昭和五一―五二年にわたり、発掘調査が行われた。これによると今福(いまふく)地区(今福団地予定地域)では弥生中期、古墳時代前期、中・近世の溝・土壙・井戸などの遺構とともに弥生式土器・土師器・瓦器・石器・陶磁器など多量の遺物が出土した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by