デジタル大辞泉 「和荘兵衛」の意味・読み・例文・類語 わそうびょうえ〔ワサウビヤウヱ〕【和荘兵衛】 談義本。4巻。遊谷子作。安永3年(1774)刊。長崎の商人四海屋荘兵衛が漂流し、不老不死国をはじめ、女護にょごが島や大人国・小人国などを遍歴して日本へ帰るまでを描く。同8年、沢井某作「和荘兵衛後編」4巻刊行。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「和荘兵衛」の意味・読み・例文・類語 わそうびょうえワサウビャウヱ【和荘兵衛】 江戸中期の滑稽本。四巻四冊。遊谷子作。角書「異国奇談」。安永三年(一七七四)刊。長崎の貿易商四海屋荘兵衛が、不死国・自在国・嬌飾国・好古国・自暴国・大人国を遍歴する物語。風来山人(平賀源内)の「風流志道軒伝」にならった作品で、曲亭馬琴の「夢想兵衛胡蝶物語」の粉本となった。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例