咨稟(読み)しひん

精選版 日本国語大辞典 「咨稟」の意味・読み・例文・類語

し‐ひん【咨稟・諮稟】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「咨」「諮」はともに相談する意 ) 申し上げて相談すること。また、事をはかって命令を受けること。
    1. [初出の実例]「有諮稟、必正色作声、未曾褻惰」(出典日本文徳天皇実録‐仁寿三年(853)七月丙辰)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐卿大夫孝伝賛〕

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普及版 字通 「咨稟」の読み・字形・画数・意味

【咨稟】しひん

たずねて命を受ける。梁・元帝〔杜(とがん)を勅(いまし)む〕年時ほ少(わか)し。讀すること未だ腴(ゆた)かならず。顏晃は學の士、相ひ佐(ひさ)せしむ。(しばらく)のも、必ず宜しく咨稟すべし。

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