唐丸(読み)トウマル

デジタル大辞泉 「唐丸」の意味・読み・例文・類語

とう‐まる〔タウ‐〕【唐丸/鶤鶏】

ニワトリの一品種。長鳴きどりの一。羽色は一般に黒色で、新潟県で作り出された。
唐丸かご」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「唐丸」の意味・読み・例文・類語

とう‐まるタウ‥【唐丸・鶤鶏】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ニワトリの一品種。江戸初期に中国から渡来した闘鶏用のニワトリ。また、それをもとに新潟県で作り出された特産種。とさかは単一で直立し、羽色はふつう黒色。鳴き声が長く、日本三長鳴鶏(ちょうめいけい)一つ天然記念物。〔玉塵抄(1563)〕
  3. とうまるかご(唐丸籠)」の略。
    1. [初出の実例]「とう丸にのるべいはさとものしいひ」(出典:雑俳・柳多留‐九(1774))

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動植物名よみかた辞典 普及版 「唐丸」の解説

唐丸 (トウマル)

学名Gallus gallus var.domesticus
動物。キジ科の鳥,ニワトリの一品種

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の唐丸の言及

【ニワトリ(鶏)】より

…主要品種を飼養目的によって分類すると次のようである。
[観賞用種]
 雄鶏の時を告げる声を観賞する長鳴鶏としては,東天紅(とうてんこう)(イラスト),声良(こえよし),唐丸(とうまる)など,ひと声を20秒以上も引きのばす品種が作出されている。美しい姿態を楽しむ品種としては小国(しようこく),地鶏(じどり),尾曳(おひき),蓑曳(みのひき),黒柏(くろかしわ),鶉尾(うずらお),比内鶏(ひないどり)(イラスト),地頭鶏(じとつこ),烏骨鶏(うこつけい),チャボ(矮鶏)(イラスト)があるが,蓑羽と尾羽が換羽せずに伸びつづけ,8m以上に達する尾長鶏(イラスト)は世界的に有名である。…

※「唐丸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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