唐板(読み)からいた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「唐板」の意味・わかりやすい解説

唐板
からいた

京都市上京区、水田(みずた)玉雲堂の名代菓子。京干菓子(ひがし)。唐板の名のとおり唐菓子(とうがし)が原型である。小麦粉に卵、砂糖を混ぜ、水を加えながら練り上げた生地(きじ)を、麺棒(めんぼう)で3ミリメートルほどの厚さにのし、長方形包丁を入れ、鉄板にのせて天火焼きする。唐板は、863年(貞観5)神泉苑(しんせんえん)において御霊会(ごりょうえ)が行われたときの神饌菓(しんせんか)で、そのときを始まりとする。菓子が守り札の形をしているのはその名残(なごり)である。玉雲堂は応仁(おうにん)の乱終結直後(1478ころ)からこの菓子を手がけ、以来、格式の高い唐板の伝統を守り、素朴な味わいを今日に伝えている。

[沢 史生

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む