唐櫛(読み)トウグシ

デジタル大辞泉 「唐櫛」の意味・読み・例文・類語

とう‐ぐし〔タウ‐〕【唐×櫛】

近世き櫛の一。竹製で歯の非常に細かく密なもの。

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精選版 日本国語大辞典 「唐櫛」の意味・読み・例文・類語

とう‐ぐしタウ‥【唐櫛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 舶来品の櫛の意 ) 梳櫛(すきぐし)一種。櫛のむねや脇を水牛・鯨髭でつくり、歯の部分を竹で細工したもの。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「此中(このぢう)の唐櫛(トウグシ)はどうでございました」(出典滑稽本浮世床(1813‐23)初)
  3. を商う店。
    1. [初出の実例]「唐ぐしに和こくつまらぬりんか也」(出典:雑俳・柳多留‐一六(1781))

から‐ぐし【唐櫛・韓櫛】

  1. 〘 名詞 〙 舶来象牙の櫛。また、それに似せた飾り櫛。
    1. [初出の実例]「斎服料〈略〉韓櫛二枚」(出典:延喜式(927)一)

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