問者(読み)モンジャ

デジタル大辞泉 「問者」の意味・読み・例文・類語

もん‐じゃ【問者】

問う人。質問者。
仏語論議などの席や竪義りゅうぎの際に、提出されている問題について竪者りっしゃ問難する役の僧。
問頭もんとう

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精選版 日本国語大辞典 「問者」の意味・読み・例文・類語

もん‐じゃ【問者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 問う人。質問者。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 大法会の論議の席上や竪義(りゅうぎ)の折、提出された論題について問難を発する役のもの。また、講経講書などの時、講師に質問をする人。
    1. [初出の実例]「依例講尚書、講師藤友業、問者孝能」(出典台記‐天養元年(1144)八月二一日)
  4. もんとう(問頭)
    1. [初出の実例]「去月十九日、〈略〉式部大輔大江重光朝臣当其問者、而忽有召問」(出典:類聚符宣抄‐九・康保五年(968)七月一四日・菅原資忠奏請裁被下宣旨給問者課試状)

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