日本歴史地名大系 「善光院」の解説 善光院ぜんこういん 鳥取県:岩美郡福部村細川村善光院[現在地名]福部村細川細川(ほそがわ)集落の南東にある。無量寿山と号し、天台宗。本尊は阿弥陀如来。縁起によれば天武天皇四年(六七五)栄照が開いたという。中世から江戸時代前期までは清泰(せいたい)寺と号したらしく、嘉慶二年(一三八八)但馬楞厳(りようごん)寺(現兵庫県浜坂町)の開山南溟昌運が、同寺領因幡国服部(はとり)庄領家職二所(にしよ)社内の田一町を清泰寺に寄進しており(「南溟昌運田地寄進状」天憐寺文書)、承応二年(一六五三)鋳造の旧鐘銘には「因州岩井郡細川村、寿量山清泰寺、如来御宝前」とある(善光院文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by