善和八幡宮
よしわはちまんぐう
[現在地名]宇部市大字善和
青岳の北方にある善和の小丘、八幡山に鎮座。祭神は応神天皇・仲哀天皇・神功皇后。旧郷社。
この地はもと長門国厚狭郡舟木宰判と周防国吉敷郡小郡宰判の境界にあたり、間地と称されてきた。江戸時代中期以降両宰判での境界相論が続いたため、萩藩は慶応四年(一八六八)独立の宰判をたて、さらにこの地の鎮守として明治三年(一八七〇)山口から今八幡宮(現山口市)の分霊を勧請した。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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