喜多川月麿(読み)きたがわ つきまろ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「喜多川月麿」の解説

喜多川月麿 きたがわ-つきまろ

?-? 江戸時代後期の浮世絵師
江戸の人。喜多川歌麿(うたまろ)の門人寛政-文化(1789-1818)のころに活動。菊麿,喜久麿,月麿と名をあらため,のち観雪と称した。美人画や花鳥画版画がおおく,享和以後は草双紙挿絵や肉筆画をえがいた。姓は小川。名は潤。字(あざな)は子(士)達。通称は千助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「喜多川月麿」の意味・わかりやすい解説

喜多川月麿
きたがわつきまろ

江戸時代後期の浮世絵師。文化年間 (1804~18) 頃活躍喜多川歌麿の門人。初め菊麿または喜久麿,のち月麿と改名。主要作品『二美人』 (東京国立博物館) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android