喜屋武(読み)きゃん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「喜屋武」の意味・わかりやすい解説

喜屋武
きゃん

沖縄県沖縄島の最南端にある糸満市の旧村域。旧間切(まぎり。行政区画)名。1908年村制施行。1946年真壁村,摩文仁村を合体して三和村となった。1961年糸満町,兼城村高嶺村と合体して糸満町となり,1971年糸満市となった。喜屋武カルスト台地に立地。昔は「きやめ」と呼ばれたが,これは「まで」の意に使われた古語で,「きわめ」の転訛といわれる。第2次世界大戦で最後の激戦地となり,多くの犠牲者が出た。南端が喜屋武岬。海岸一帯は沖縄戦跡国定公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 摩文仁村

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む