嘖嘖(読み)サクサク

デジタル大辞泉 「嘖嘖」の意味・読み・例文・類語

さく‐さく【××嘖】

[ト・タル][文][形動タリ]口々に言い立てるさま。盛んに褒めそやすさま。「名声嘖嘖たるものがある」
[補説]「名声…」「令名…」など、評判がよい場合に使う。「不評嘖々」などとは言わない。

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精選版 日本国語大辞典 「嘖嘖」の意味・読み・例文・類語

さく‐さく【嘖嘖】

〘名〙 (形動タリ) 口々に言いはやすさま。また、盛んにほめたてること。
菅家後集(903頃)詠楽天北窓三友詩「喃々嘖々如語、一虫一粒不飢」
※緑蔭茗話(1890‐91)〈内田魯庵〉「『或は文界左甚五郎とも或は東洋のシェークスピーヤとも評判高き』と美妙斎主人を嘖々(サクサク)せり」 〔画鑒〕

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普及版 字通 「嘖嘖」の読み・字形・画数・意味

【嘖嘖】さくさく

やかましくいう。〔画鑑〕の畫ける高試筆圖の、民家に在るを見るに、一臂(ひぢ)を攘(はら)ひてを揮(ふる)ひ、旁(かたは)らにるもの數十人嗟咨(さし)嘖嘖の態、聲るを聞くが如し。

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