普及版 字通 「嘖」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] サク・シャク
[字訓] いさかう・なく・せめる

[説文解字]

[字形] 形声
声符は責(せき)。〔説文〕二上に「大呼するなり」とあり、やかましく叫びあうこと。会議室を嘖室という。責声の字に積・績・簀のように数多く累積する意があり、多言を嘖という。嘖は擬声語であろう。

[訓義]
1. さけぶ、大声でさけぶ、さけびいさかう。
2. いかる、せめる。
3. なく、鳥の鳴き声。
4. と通じ、ふかい

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕嘖 加左々鳴(かささぎなく) 〔名義抄〕嘖 セム・アヤマル・サキナム・カササギナク 〔立〕嘖 カマビスシ・サケブ・ミタラム・セム・アヤマル・サイナム・サム

[熟語]
嘖言嘖嘖・嘖室嘖声・嘖然
[下接語]
怨嘖・嘖・煩嘖

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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