四ッ松村(読み)よつまつむら

日本歴史地名大系 「四ッ松村」の解説

四ッ松村
よつまつむら

[現在地名]足助町四ッ松

標高五七一・八メートルの十明とみよう山北麓に広がる小起伏面にある。東は戸中とちゆう村、ともえ川を隔てて葛沢つづらさわ村、南は現下山しもやま村、西は下平しもだいら村・岩谷いわや村・栃本とちもと村・山中やまなか村、北は小田こだ村・さわどう村に接する。集落は北部の山麓に点在するが、通称奥山おくやまとよぶ十明山の東・南側にもある。縄文時代前期・中期・後期の遺物を出土するささ遺跡が台地の頂部にあり、縄文(時期不詳)・弥生時代の山口やまぐち遺跡が西面した山麓の傾斜地にある。

寛永一二年(一六三五)当時、鈴木九左衛門が知行するが、元禄一一年(一六九八)赤根あかね(現宝飯郡御津町)に陣屋を置く一色直与の知行地となり、同家の知行が幕末まで続く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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