四坊堀川町(読み)しぼうほりかわちよう

日本歴史地名大系 「四坊堀川町」の解説

四坊堀川町
しぼうほりかわちよう

中京区堀川通蛸薬師下ル

南北に通る堀川ほりかわ(旧堀川小路)を挟む両側町。南を錦小路にしきこうじ(旧錦小路)が通る。

平安京の条坊では、町の東側は左京四条二坊三保一一町西、西側は左京四条二坊二保六町東。平安中期以降は堀川錦小路の北にあたる。

応永三三年(一四二六)酒屋交名(北野天満宮史料)によると、「上総 良真 錦小路堀川東北頬」とあり、酒屋が所在。

町名は、寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「四条坊門堀川町」、寛文末洛中洛外大図に「和泉殿西側」、元禄末期洛中絵図に「四坊堀川丁」とみえる。蛸薬師の旧称が四条坊門であったことによる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報