四方髪(読み)シホウガミ

デジタル大辞泉 「四方髪」の意味・読み・例文・類語

しほう‐がみ〔シハウ‐〕【四方髪】

《髪を四方からかき上げて束ねるところから》総髪異称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四方髪」の意味・読み・例文・類語

しほう‐がみシハウ‥【四方髪】

  1. 〘 名詞 〙 男子髪型一種。長く伸ばした髪を、まわりから掻き上げて、うしろでたばねたもの。江戸時代医者禰宜(ねぎ)学者浪人などが結んだ髪型。また特に、儒者のことをいった。しほうびん。しほう。
    1. 四方髪〈三国役者舞台鏡〉
      四方髪〈三国役者舞台鏡〉
    2. [初出の実例]「みるに猶茂る柳や四方髪〈正在〉」(出典:俳諧・沙金袋(1657)夏)
    3. 「時に門の戸明て四方髪(シホウガミ)の男」(出典浮世草子西鶴織留(1694)五)

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