四曼不離(読み)シマンフリ

デジタル大辞泉 「四曼不離」の意味・読み・例文・類語

しまん‐ふり【四×曼不離】

仏語四曼が互いに融通して離れないこと。四曼相即。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「四曼不離」の意味・読み・例文・類語

しまん‐ふり【四曼不離】

  1. 〘 名詞 〙 仏語。四曼は互いに相関連して離れないということ。また、一切の万物は四曼を具して、宇宙に遍満し、仏の四曼と衆生の四曼と相互に融通して離れないこと。四曼相即。
    1. [初出の実例]「一度、三密瑜伽の道場に入りしより、永く、四曼不離(しマンふリ)行業に懈(おこた)らず」(出典太平記(14C後)一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android