四望(読み)シボウ

デジタル大辞泉 「四望」の意味・読み・例文・類語

し‐ぼう〔‐バウ〕【四望】

[名](スル)四方を眺めること。また、四方の眺め。
「―人なく、鬼気肌はだえせまって」〈漱石吾輩は猫である

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精選版 日本国語大辞典 「四望」の意味・読み・例文・類語

し‐ぼう‥バウ【四望】

  1. 〘 名詞 〙 四方を見まわすこと。また、四方のながめ。
    1. [初出の実例]「恵気四望浮、重光一園春」(出典:懐風藻(751)春日〈紀麻呂〉)
    2. 「此道を二三里行ば四望幽にして遠情をさへかたし」(出典:海道記(1223頃)菊川より手越)
    3. [その他の文献]〔世説‐任誕〕

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普及版 字通 「四望」の読み・字形・画数・意味

【四望】しぼう(ばう)

四方を眺める。また、天子が日月山川を祀る。〔周礼春官、大宗伯〕國に大故るときは、則ち上び四(祭)す。

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