日本歴史地名大系 「四本松村」の解説 四本松村しほんまつむら 静岡県:浜松市旧長上郡・豊田郡地区四本松村[現在地名]浜松市四本松町・芳川町(ほうがわちよう)江川(えがわ)村の北に位置。東は立野(たての)村、西は大柳(おおやぎ)村。大柳村との間を芳(ほう)川が流れる。立野村との間には河道跡が認められ、当村は二筋の川に挟まれていたことになる。延宝(一六七三―八一)頃の青山氏領分絵図は当村のほか、下中島(しもなかじま)村、江川村、下前島(しもまえじま)村、富屋敷(とみやしき)村、清光庵(せいこうあん)村、御給(ごきゆう)村を囲む堤防を描く。また当村の北西の堤外に御手洗(みたらし)水と称する池を記し、その傍らに独立樹が描かれている。天正一九年(一五九一)一一月二〇日の四拾七村惣高辻書上(横山家文書)では四本松として高一五五石余。松平忠頼領郷村帳では高一一七石余、田三町五反余・畑一一町三反余、うち川成二六石余。元和三年(一六一七)の水野重仲知行目録に村名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by