精選版 日本国語大辞典 「四王寺山」の意味・読み・例文・類語 しおうじ‐やまシワウジ‥【四王寺山】 福岡県大野城市・宇美町・太宰府市の境にある大野山の別称。山頂に大野城址、四天王寺跡がある。四王寺。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
日本歴史地名大系 「四王寺山」の解説 四王寺山しおうじやま 福岡県:太宰府市四王寺山太宰府市・大野城市・糟屋(かすや)郡宇美(うみ)町にまたがる一帯の山の呼称。古くは大野(おおの)山・大城(おおき)山ともよばれた。「万葉集」巻八には「大伴坂上郎女の筑紫の大城の山を思ふ歌一首」として「今もかも大城の山に霍公鳥鳴き響むらむわれ無けれども」の歌が載り、同書巻一〇の「いちしろく時雨の雨は降らなくに大城の山は色づきにけり」の歌の注には「大城の山と謂へるは、筑前国御笠郡の大野山の頂にあり、号を大城と曰へるものなり」とある。宝亀五年(七七四)の四天王像奉祀(類聚三代格)ののちに、四王寺山と称されるようになったのであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報