四目垣(読み)よつめがき

精選版 日本国語大辞典 「四目垣」の意味・読み・例文・類語

よつめ‐がき【四目垣】

  1. 〘 名詞 〙 竹垣一種。掘っ立ての柱を立て、その間に丸竹縦横に組んだもの。その透間が方形であるところからいう。四目垣根。四目。
    1. 四目垣〈垣略図〉
      四目垣〈垣略図〉
    2. [初出の実例]「下手に建仁寺垣・竹の素戸。植込み・手水鉢・四つ目垣に山吹の盛り」(出典:歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「四目垣」の意味・わかりやすい解説

四目垣【よつめがき】

竹垣の一種。2m間隔ほどに柱を立て,丸竹を15〜20cmの格子状に組んでシュロ縄で結んだもの。竹でなく布目板(ぬめいた)を使用する場合もある。→

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android