日本歴史地名大系 「四目村」の解説 四目村しめむら 福井県:武生市旧丹生郡地区四目村[現在地名]武生市上四目(かみしめ)町・下四目(しもしめ)町鬼(おに)ヶ岳東麓、大虫(おおむし)扇状地にある。中世は大虫庄に含まれ、村名は氏神大虫神社の神境(注連(しめ)という)であることに由来するという。慶長三年(一五九八)九月の越前府中郡在々高目録に村名がみえ、高五三一・五八一石、先高四八二石余・出分四九石余とある。貞享三年(一六八六)福井藩領から幕府領となり、元禄一〇年(一六九七)一時高森藩領、その後幕府領を経て明和元年(一七六四)以降三河国西尾藩領。元禄郷帳から上下の二村に分けて記され、宝暦一〇年(一七六〇)七月の上四目村明細差上書(近藤家蔵)によれば、田方九町四段余・二一四石余、畠方三町七段余・五一石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by