四顧(読み)シコ

デジタル大辞泉 「四顧」の意味・読み・例文・類語

し‐こ【四顧】

[名](スル)
四方を見回すこと。
「林の奥に座して―し、傾聴し、睇視し、黙想す」〈独歩武蔵野
辺り。付近四辺。「四顧人声なし」

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精選版 日本国語大辞典 「四顧」の意味・読み・例文・類語

し‐こ【四顧】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) 四方をかえりみること。あたりを見まわすこと。
    1. [初出の実例]「鼠(ねずみ)の人ををぢて一口くうては四顧し四顧しして取食取食する程にぞ」(出典:古活字本毛詩抄(17C前)五)
    2. [その他の文献]〔荘子‐養生主〕
  3. あたり。まわり。四辺。
    1. [初出の実例]「上時雖険到時平。八面玲瓏四顧清」(出典:済北集(1346頃か)五・夷巖)
    2. [その他の文献]〔古詩十九首〕

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普及版 字通 「四顧」の読み・字形・画数・意味

【四顧】しこ

み廻す。

字通「四」の項目を見る

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