回ろふ(読み)モトオロウ

デジタル大辞泉 「回ろふ」の意味・読み・例文・類語

もとおろ◦う〔もとほろふ〕【回ろふ/×廻ろふ】

[連語]《動詞「もとおる」の未然形反復継続助動詞」の付いた「もとおらふ」の音変化。上代語》「もとおる」に同じ。
大石ひ―◦ふ細螺しただみの」〈・中・歌謡

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精選版 日本国語大辞典 「回ろふ」の意味・読み・例文・類語

もとおろ・うもとほろふ【回】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 動詞「もとおる(回)」の未然形に反復・継続を表わす助動詞「ふ」が付いた「もとおらふ」の変化したもの ) =もとおる(回)
    1. [初出の実例]「神風の 伊勢の海の 大石に 這ひ母登富呂布(モトホロフ) 細螺の い這ひ廻り 撃ちてし止まむ」(出典古事記(712)中・歌謡)

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