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回峰行 かいほうぎょう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

回峰行
かいほうぎょう

平安時代の相応和尚の創始と伝える比叡山の修験行の1つ。醍醐寺および三井寺では,金峯山 (きんぷせん) に入るのに対して,これは無動寺を起点として1日で山を1周し,これを 1000周し終えて満願とする修行。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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大辞林 第三版の解説

かいほうぎょう【回峰行】

〘仏〙 比叡山で行われる天台宗の修験道の修行。九世紀の相応和尚に始まる。彼の住んだ無動寺を起点とし、一日山中を歩き巡る。順次その距離を増して、千日目に京都御所に及んで終了する。完了した行者は土足で宮中にはいり、天皇の加持を行うことができた。現在でも行う行者がある。回峰。千日回峰行。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

回峰行
かいほうぎょう

比叡山(ひえいざん)の山岳宗教を実践するために、山中の約300か所の聖地を礼拝(らいはい)して回る修行。平安時代の初め相応和尚(そうおうおしょう)が始めた修行法式で、いまもこの修行者は絶えない。第1年目から第3年目まで毎年100日ずつ、第4年目と第5年目は3月末から200日ずつの回峰を行う。700日の満行(まんぎょう)で9日間の断食(だんじき)・断水・不眠不臥(ふが)の「堂入り行」があり、その後2年間に、100日の間、毎日60キロメートルを踏破する「赤山(せきざん)苦行」や、100日間で京都市街を巡る「大廻(まわ)り行」を行い、ふたたび比叡山を100日回って大行(だいぎょう)満行者となる。すなわち7年間に千日行を完了するもので、その間はいかなる理由があっても中止することができない定めである。[五来 重]

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