回頭(読み)かいとう

精選版 日本国語大辞典 「回頭」の意味・読み・例文・類語

かい‐とうクヮイ‥【回頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 頭をめぐらすこと。ふりむくこと。
    1. [初出の実例]「長老見処麽と道取すとも、自己なるべしと回頭すべからず」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏性)
  3. 船、飛行機などが進路を変えること。変針転進
    1. [初出の実例]「我艦隊は一斎に右八点に回頭し」(出典:官報‐明治三七年(1904)六月二七日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「回頭」の読み・字形・画数・意味

【回頭】かい(くわい)とう

ふりかえる。回顧する。唐・白居易長恨歌〕詩 回頭して、下(しも)人寰(じんくわん)をむ處 長安を見ず、塵霧(じんむ)を見る

字通「回」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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