図書館資料(読み)としょかんしりょう(その他表記)library material

図書館情報学用語辞典 第5版 「図書館資料」の解説

図書館資料

図書館が収集し,整理し,利用者に提供する資料.図書館資料は,必ずしも博物館資料文書館資料と排他的な概念ではない.しかし,一般的にいえば,人間が作りなした作品(work)のうち,実体的なものが博物館資料となり,記号で表現される平面的な形態を持ったものが図書館資料となる.同じく平面的な文書館資料は,作品というよりも,ある意思決定の結果の記録である.記号で表現された作品は,近代において,アクセスをより容易にするために複製技術を取り入れて頒布されるようになった.こうして現在,図書館が扱う主たる対象は,印刷・製本技術を始めとして,写真技術,視聴覚資料作製技術などを利用して大量に複製され配布される記録物である.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む