国の博士(読み)クニノハカセ

デジタル大辞泉 「国の博士」の意味・読み・例文・類語

くに‐の‐はかせ【国の博士】

くにはかせ

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関連語 かせ 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「国の博士」の意味・読み・例文・類語

くに【国】 の 博士(はかせ)

  1. 大化改新のときに、設けられた政治顧問。沙門旻法師、高向史玄理の二人が任命された。
    1. [初出の実例]「沙門(のりのし)旻法師・高向史(ふみひと)玄理を以て、国博士(くにノはかせ)とす」(出典日本書紀(720)孝徳即位前(北野本訓))
  2. 律令制度で、諸国に設置された国学教師外国使節応接にもあたった。
    1. [初出の実例]「依令国博士、於部内及傍国〈略〉若傍国無人採用、則申省」(出典:続日本紀‐大宝三年(703)三月丁丑)

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