国井紫香(読み)クニイ シコウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「国井紫香」の解説

国井 紫香
クニイ シコウ


職業
映画弁士 講談師

本名
国井 吉之助

旧名・旧姓
響庭

別名
別名=神田 伯知(2代目)

生年月日
明治27年

出生地
東京

学歴
明治大学予科〔大正2年〕中退

経歴
内藤紫練について活動弁士修業無声映画全盛時代「東山三十六峰静かに眠るころ」の名調子で剣戟物を語った。しかしトーキーの出現で弁士は振るわず、昭和24年講談に転じた。一竜斎貞山(先々代)に師事したこともあり、神田一山の名で講談を演じ、25年2代目神田伯知を襲名した。29年なじみの浅草ロック座で引退興行、高座を退いた。講談弁友会創始者の一人。

没年月日
昭和41年 4月26日 (1966年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「国井紫香」の解説

国井 紫香
クニイ シコウ

大正・昭和期の映画弁士,講談師



生年
明治16(1883)年

没年
昭和41(1966)年4月26日

出生地
東京

本名
国井 吉之助

旧姓(旧名)
響庭

別名
別名=神田 伯知(2代目)

学歴〔年〕
明治大学予科〔大正2年〕中退

経歴
内藤紫練について活動弁士を修業、無声映画全盛時代「東山三十六峰静かに眠るころ」の名調子で剣戟物を語った。しかしトーキーの出現で弁士は振るわず、昭和24年講談に転じた。一竜斎貞山(先々代)に師事したこともあり、神田一山の名で講談を演じ、25年2代目神田伯知を襲名した。29年なじみの浅草ロック座で引退興行、高座を退いた。講談弁友会創始者の一人。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「国井紫香」の解説

国井紫香 くにい-しこう

1894-1966 大正-昭和時代の映画弁士,講談師。
明治27年生まれ。活動弁士内藤紫漣の弟子。大正15年阪東妻三郎主演の無声映画「尊王」で「東山三十六峰,しずかに眠る」と弁じて知られる。昭和10年代に講談師に転身し,25年2代猫遊軒(みょうゆうけん)伯知を名のった。昭和41年4月26日死去。72歳。東京出身。明大中退。本名は吉之助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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