精選版 日本国語大辞典 「国家社会」の意味・読み・例文・類語 こっか‐しゃかいコクカシャクヮイ【国家社会】 〘 名詞 〙① 社会の主要な形態の一つ。国家はあらゆる社会を包括する全体社会であるとする一元的国家論(国家主義的)に対して、国家は人間の集団的生活の様々な形態のうちの一つの部分社会を形成するものであるとする多元的国家論(民主主義的)の立場からとらえた国家。[初出の実例]「農業従事者は〈略〉国家社会及び地域社会の主要な形成者として」(出典:農業基本法(1961)前文)② 国家と社会、国と世の中。[初出の実例]「然し御父さんの国家社会(コクカシャクヮイ)の為に尽すには驚ろいた」(出典:それから(1909)〈夏目漱石〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例