国家非常事態宣言(読み)こっかひじょうじたいせんげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「国家非常事態宣言」の意味・わかりやすい解説

国家非常事態宣言
こっかひじょうじたいせんげん

戦争内乱・特別の災害などに際し、社会の公安・秩序が危殆(きたい)に瀕(ひん)するときに発せられる宣言。日本では、1947年(昭和22)制定の旧警察法に、治安上非常事態が生じたとき、国家公安委員会勧告に基づいて、内閣総理大臣国家非常事態布告を発するとされていた。現行法では緊急事態とよんでいる。

[池田政章]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android