国家非常事態宣言(読み)こっかひじょうじたいせんげん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国家非常事態宣言
こっかひじょうじたいせんげん

戦争・内乱・特別の災害などに際し、社会の公安・秩序が危殆(きたい)に瀕(ひん)するときに発せられる宣言。日本では、1947年(昭和22)制定の旧警察法に、治安上非常事態が生じたとき、国家公安委員会の勧告に基づいて、内閣総理大臣が国家非常事態の布告を発するとされていた。現行法では緊急事態とよんでいる。[池田政章]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

国家非常事態宣言

戦争や災害など国家の危機に対応するため、米軍の最高司令官でもある大統領が出す宣言。議会の承認を得ずに、予算手当てや外国資産の凍結などができる。1976年に国家非常事態法が成立して以降、約60の宣言が出され、現在もイラン政府の資産凍結など約30が有効。国家非常事態を宣言すると、国防長官国防総省の予算を使って軍の建設プロジェクトを始めることができる。湾岸戦争時にも行使されたが、海外での基地建設に関連したものだった。

(2019-02-16 朝日新聞 朝刊 3総合)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

今日のキーワード

翔んで埼玉

魔夜峰央(まやみねお)によるギャグマンガ、及び、それを基にした映画作品。埼玉県民が東京都民に虐げられる架空の日本を舞台に、埼玉県解放を目指す人々の愛と戦いを描く。「花とゆめ」(白泉社)の1982年冬の...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

国家非常事態宣言の関連情報