国所(読み)クニトコロ

デジタル大辞泉 「国所」の意味・読み・例文・類語

くに‐ところ【国所/国処】

《「くにどころ」とも》生まれ故郷。郷里
「是れ―の差別もなく、演劇さかえて奇異譚衰うる所以なり」〈逍遥小説神髄

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精選版 日本国語大辞典 「国所」の意味・読み・例文・類語

くに‐ところ【国所】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 出身地である国。生まれ故郷。生国。郷里。
    1. [初出の実例]「うき穐ながらきる石仏 国所たしかに記す文字の厂」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二五)
  3. 所領地としての土地
    1. [初出の実例]「神須佐能袁命、詔りたまひしく、此の国は小さき国なれども、国処(くにところ)なり」(出典出雲風土記(733)飯石)

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