国束寺(読み)くづかじ

日本歴史地名大系 「国束寺」の解説

国束寺
くづかじ

[現在地名]度会町平生

涌福智山と号する。天台宗本尊は如来荒神坐像・十一面観音立像。もと平生ひろおの西にそびえる国束山山頂にあったが第二次世界大戦後現在地に移転。寺伝によれば聖徳太子が皇大神宮の神告により国束山上に大伽藍を建立したという。「勢陽雑記」に「涌福智山国束寺、山田より坤方、神宮の古寺なりと云。九握の神剣を納奉りし山成る故に国束の嵩と号す。又穂広の峰ともいふ」とあり、もと山中に三六の塔頭があったと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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