コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

国民および部門別貸借対照表 こくみんおよびぶもんべつたいしゃくたいしょうひょうnational and sector balance sheets

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国民および部門別貸借対照表
こくみんおよびぶもんべつたいしゃくたいしょうひょう
national and sector balance sheets

国民経済計算のストック (資産) を扱う勘定をいう。国民所得勘定や産業連関表,資金循環勘定はいずれもフロー (所得) を扱うものであってストックは扱われない。生産および生活の基盤となる土地・機械・住宅などの有形固定資産ストック,特許権・著作権などの無形固定資産ストック,金融資産ストックの全部門および各制度部門別の資産存在高とその持分関係を表示したもので,各資産の評価は評価時点の市場価格 (たとえば固定資産の評価はその資産の再調達価格) で行われる。日本では 1955年以降5年ごとに 70年にいたるまで土地を除く有形固定資産について経済企画庁による国富調査が行われた。また金融資産ストックに関しては 54年以降金融資産負債残高表 (この増減分が資金循環勘定) が日本銀行によって作成されている。新国民経済計算体系 (新 SNA) 推計では上記の結果を基本とし,新たに土地評価額の推計を行なって 70年以降の国民および部門別貸借対照表を作成している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

国民および部門別貸借対照表の関連キーワード所得支出勘定民間資本形成調整勘定有形資産

今日のキーワード

ラニーニャ現象

《La Niña events》赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけて、数年に1度、海水温が平年より低くなる現象。低下する温度差はエルニーニョ現象での上昇温度差より一般的に小さい。→ダイポールモード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android