国民参議会(読み)こくみんさんぎかい

改訂新版 世界大百科事典 「国民参議会」の意味・わかりやすい解説

国民参議会 (こくみんさんぎかい)

オランダ領東インド(現,インドネシア)の植民地議会Volksraad。倫理政策の一つの柱である植民地の自治能力育成政策の一環として,1918年ジャカルタに開設された。当初は単なる総督の諮問機関にすぎなかったが,27年以後,植民地内部の問題に関するかぎり,予算を含めてオランダの議会と同種の権限が与えられた。しかし国政調査権はなく,総督と意見が対立した場合にはオランダ女王の決定に従うとされていた。総督任命のオランダ人議長のほか,総督任命の議員と地方評議会議員による選挙議員から成り,議員(かっこ内は選挙議員数)は当初オランダ人20(10)人,インドネシア人15(10)人,外来東洋人3(0)人であったが,3回の改正により31年以後おのおの25(15)人,30(20)人,5(3)人になった。1918年の〈11月の約束〉や36年の〈スタルジョ請願〉など民族主義運動の焦点になった場合もあるが,民衆との関係は弱かった。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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