国民性調査(読み)こくみんせいちょうさ(その他表記)study of Japanese national character

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国民性調査」の意味・わかりやすい解説

国民性調査
こくみんせいちょうさ
study of Japanese national character

日本人の国民性を,統計的・計量的立場から把握することを目的に,文部科学省統計数理研究所が 1953年以降,5年ごとに実施している全国調査で,98年に第 10回調査が実施された。この調査では国民性について,日本人のものの考え方,価値観態度心情などの特徴と動態を幅広く調べている。また調査の重点をデータの蓄積分析に置き得られたデータに計量的な分析を施して一般性のある結論を導くことをはかっている。本調査の最大の特色は,主要質問の内容を変えずに継続的に調査してきたことにあり,その結果長い年月にわたる日本人の意識変遷を導き出している。しかし,一方では質問を長期間固定することによる質問文の陳腐化,意味の変質も指摘され,現代における国民性の分析視点としての妥当性を欠くおそれもある。

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