国片主神社(読み)くにかたぬしじんじや

日本歴史地名大系 「国片主神社」の解説

国片主神社
くにかたぬしじんじや

[現在地名]芦辺町国分

東触ひがしふれ鎮座。古くは国分こくぶ天神などと称し、当社を含めた島民巡拝があり、七社参りとよばれる。旧村社。祭神は少彦名命・菅原道真。創建年代は未詳であるが、「延喜式」神名帳の壱岐郡二四座の一つ「国片主神社」は当社に比定されている。初め海岸近くの濤田なみたに祀られ、のち中島なかしまに移り(壱岐名勝図誌)、さらに松浦党の塩津留氏の居館の跡地に移ったという(壱岐神社誌)。同所には国分天神(祭神は少彦名命)が鎮座していたためこれと混同され、やがて当社が国分天神または国分天満宮と号するようになり、旧来の国分天神は古国分明神(現古国分神社)と称したという(壱岐神社誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む