国連平和協力法案

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国連平和協力法案

イラク軍による1990年8月のクウェート侵攻に端を発した湾岸危機を受け、日本政府が国際的な平和維持活動への貢献目的で検討した法案。海部俊樹首相は「国連平和協力隊」を創設し、自衛隊員を協力隊員として参加させる方針を表明憲法の範囲内で活動し、武力行使はしないと説明した。10月に国会提出されたが、自衛隊派遣の名目在り方を巡り、反対意見が相次ぎ、11月に廃案が確定した。この法案とは別に、国連平和維持活動(PKO)協力法が92年6月に成立した。

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