国隆寺(読み)こくりゆうじ

日本歴史地名大系 「国隆寺」の解説

国隆寺
こくりゆうじ

「今昔物語集」巻一七(養造地蔵仏師得活人語)に寺名がみえ、因幡国高草郡野坂のさか郷にあり、当国の前の介である千包によって建立されたという。説話の内容は冥界訪問譚の一種で、国隆寺の専当法師地蔵菩薩木像を造らせていた途中亡くなったが、冥土で地蔵菩薩が現れて生返り、完成半ばの地蔵菩薩に彩色し、供養したというものである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android