日本歴史地名大系 「国隆寺」の解説 国隆寺こくりゆうじ 鳥取県:鳥取市旧高草郡地区槙原村国隆寺「今昔物語集」巻一七(養造地蔵仏師得活人語)に寺名がみえ、因幡国高草郡野坂(のさか)郷にあり、当国の前の介である千包によって建立されたという。説話の内容は冥界訪問譚の一種で、国隆寺の専当法師が地蔵菩薩の木像を造らせていた途中亡くなったが、冥土で地蔵菩薩が現れて生返り、完成半ばの地蔵菩薩に彩色し、供養したというものである。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by