国際居住年(読み)こくさいきょじゅうねん(その他表記)International Year of Shelter for the Homeless

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「国際居住年」の意味・わかりやすい解説

国際居住年
こくさいきょじゅうねん
International Year of Shelter for the Homeless

国連総会は 1982年と 87年を「家のない人々のための国際居住年」と定めた。 70年代になって国連は人間の居住問題に力を入れ始め,78年に国連人間居住センターを創設した。世界人口の5分の1は,適切な住居を持たず,居住必要最低限シェルター (避難所) のない人が1億人にも達する。この国際年の目標は,特に発展途上国の貧しい人々の住宅事情を改善すること,87年以降も,その実現のため発展的な国家計画として継続手段を示すことにある。貧困層の住居・居住環境改善方法の定着は 2000年をめどとしている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android